インフレって何?

中の人です

 

タイトル通り「インフレ」

ということについて書いていこうと思います

 

インフレについてはこの前提条件があります。

 

「インフレはGDP(経済規模)が大きくなる以上必然的に起こるものであると同時に、

資本主義社会においてはインフレし続ける必要がある。」

 

簡単に纏めると

資本主義社会はGDPが成長し続ける必要があるよ

GDPの拡大はインフレを起こすよ

 

この前提条件の上でインフレってなに?

 

これを説明するには

・貨幣の機能について説明する必要がある

 

1.交換媒体

交換の過程で、貨幣が仲介人の役を果たし

「物と物の交換」→「貨幣とモノの交換」2つに分けたよ

「物と物の交換」だと2人の欲しいものと持っているものが両方一致する必要があった(欲求の二重の一致)

でも「貨幣とモノの交換」だとその必要はなくなるよ(欲求の一方的一致)

 

2.価値尺度財

3.価値の保存

 

インフレについての本編です

貨幣の価値尺度財としての役割は

モノの価値を図る手段

つまり単位としての機能を果たす。

 

価格をPという記号で表すとその単位は「円/財 」である。

りんご5個500円で買った場合

りんご1つの価格P=100は500/5という計算式で求められる。

このときPの単位は「円/りんご」となる。

したがって

P=円表記のりんごの価値

 

つまり価値尺度財とは

価格の単位を考えたとき分子に置かれて財の価値を確定させる機能を持つ財

 

次は価値保存機能

貨幣が現在の消費を将来に持ち越す機能 を持つ

 

このために価格Pの逆数1/Pの単位は「財/円」で表わせられる。

「1円でどれだけの財が買えるか」=1円の購買力

貨幣の保有=購買力を未来へ持ち越すこと

 

管理通貨制度における現金通貨は

本質的に役に立たない、価値の裏付けもない、発行原価が安い

 

法律によって額面に表示されただけの強制通用力がある

=受け取り手が価値を信じてなくても現金による支払いを拒否できない

1万円には1万円の通用力を国が保証している

 

価値の裏付けがない(一定の貴金属と兌換しない)

これは現金(紙幣)自体が一定の価値を持たない

したがって現金の価値は物価によって相対的に決まる。

1000円の購買力は1000/Pだが

物価が上がれば1000円の持っている購買力が低下するのは当たり前である。

 

 

まとめ

・インフレは資本主義社会では必要

・インフレは価値尺度財の購買力の低下

 

でわでわ。